VBA セルのクリア (ClearContents / Clear)
Last updated on 4月 24, 2022
VBAでは、.Clearメソッドでセルやセルのプロパティを簡単にクリアすることができます。
VBA セルや範囲をクリアする
VBAエディタに次のように入力してみましょう。
Range("a1").Clear
こうすると、利用可能なすべてのクリア関連メソッドが表示されます。
見て分かる通り、以下の対象をクリアできます。
- すべて (.Clear)
- コメント ( .ClearComments)
- コンテンツ ( .ClearContents)
- フォーマット ( .ClearFormats)
- ハイパーリンク ( .ClearHyperlinks)
- ノート ( .ClearNotes)
- アウトライン ( .ClearOutline)
VBA ClearContents
最も一般的なクリア方法は、ClearContentsです。ClearContentsは、セルの内容(セルの値/テキスト)だけをクリアし、書式やコメントなどはクリアしません。
Range("b2").ClearContents
ClearContentsは、キーボードのDeleteキーを押すのと同じです。 また、セル範囲全体の内容をクリアすることもできます。
Range("b2:c10").ClearContents
VBA Clear
Clearは、セル内のすべてのプロパティをクリアします。
Range("b2").Clear
VBA 書式のクリア
セルの書式をクリアするには、ClearFormatsを使用します。
Range("b2").ClearFormats
選択範囲のクリア
現在の選択範囲をクリアするにはこのようにします。
Selection.Clear
シート全体をクリアする
ワークシート全体をクリアするには以下のようにします。
Sheets("Sheet1").Cells.Clear